引込柱を木製にしようかと・・・

僕の子供のころなんかは、木製の電柱がいたるところにありました。
コールタールが塗られて黒いやつ。


こんなの。
いまでは、めっきり見かけなくなりました。

ところで、新築するときに引込み柱を建てる家って結構あると思います。
”○○ポール”なんていう商品名で売られてたりしますが。
あれって、住宅に対して格好悪い感じがしませんか?
すっきりしてないというか・・・。
思ったより太いというか・・・。
せめて、仮設の引込柱くらいの細さだといいのですが。

ハタザオ敷地に建てないといけない金指原の家も、直接建物に引き込むとちょっと・・・という感じなので、引き込み柱で受けようかと思っているのですが、なんせ、ハタザオ敷地なので、アプローチのめちゃめちゃ目立つところに引き込み柱がきてしまいます。

で、木の電柱。
現場の近くにあったのですが、これがいいのではないかと。
なかなか手に入らないようだったら、角柱でもいいかな、などと考えているところです。

なるべく土に還る材料で

今、進行中の「金指原の家」は、なるべく土に還る材料でつくりたいと考えています。
(朽ち果てたら、なんにも残らないというのが理想なのですが、現代生活を営むためには、そうも言っていられないので、なるべく環境負荷を減らすことができる材料選定に心がけているます・・・。)

現在、建築業者さんに見積りを出しているのですが、案の定、予算オーバーの模様。
ありきたりの、ハウスメーカー仕様(といってもピンからキリまであるが)だったら楽に予算内に納まる可能性の高いプランなのに・・・。

施工手間は、できる限り建築主サイドで確保して減額するつもりなのですが、流通ルートに乗り難い材料を使うことで施工費がUPしてしまうのは、なんか、やるせない気がする。

地産地消で、土に還る家をつくることって、究極の持続可能社会のスタイルのような気がします。
なんとか、知恵を絞って、労力を惜しまずに、できる限りの悪あがきをしたいと思っています。

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敷地決定

浜松のプロジェクトの敷地が決まりました。

”がけ”近接地なので、不安がないわけでもないですが・・・。
まあ、良しとすることにしました。

個人的には、擁壁で造成した土地というのは、あまり信用したくないという気持ちはあります。
(とは、言っても、希望している条件と予算によっては仕方がない部分もあることも事実です。)

「鉄筋コンクリートでつくった、いかにも頑丈そうな擁壁だから安心」なんて、お考えの方も多いでしょうが意外とそうでもないのです。
まず、自然の地形を人間のつくった構造物で無理やり矯正しているというところに無理があります。
建設業界には設計者や施工者の技術レベルに相当な違いがあるうえに、法律や設計基準なんかも猫の目のように変わります。
おまけに、土と違って、鉄筋コンクリートは時間と共に劣化していくのみ。
施工後年月の経過した物件はある程度の覚悟をしたほうがいいのかも・・・。

ただ、今回の物件に限って言えば、擁壁はほんの”おまけ”程度のもので、”がけ”の心配は、もっと他の部分にあったので、それがクリヤーされれば良しとした次第なのです・・・。


こんなロケーションの敷地です。
これから計画に入ります。

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