栗石拾い ~金指原の家~

新年早々、金指原の家の栗石拾いに行ってきました。

敷地内の畑にする場所から、栗石を拾い出し、その栗石を割栗地業に使います。

割栗地業とは、基礎をつくるときに、基礎の下に施す石(一種の地盤強化)のことで、玉石を木端立て(石の長いほうの辺が垂直になるように立てて敷き並べること)にして、基礎の下に敷き並べ、上からたたいて仕上げます。

最近では、いろいろな理由から、砕石で地業を済ませてしまうことが多いのですが、砕石地業と割栗地業では、基礎の浮力(沈んでいかない力と考えればいいと思うのですが)がずいぶん違うということも言われます。
今回は、どうせ玉石がごろごろでてくるので、これを使わない手は無いということで割栗地業を行うことにしたのです。

基礎工事(土工事)の中では、結構バカにならないのが残土処分(基礎を地中につくると、当然その体積分の土が排出されるわけで、それを処分しないといけないのですが、これを無計画に捨てると案外お金がかかってしまうのです)。
畑は、玉石や砂利を抜き取った後、土をさらに入れるということだったので、「畑の玉石を基礎の下に」「基礎の下の残土を畑に」ということで、入れ替えてしまおうと考えたわけです。

今日は、写真を撮り忘れてしまったのですが、結構な量の玉石が確保できました。
引き続き、お施主さんが畑づくりを進めながら、玉石を集めておいてくれるそうなので、基礎の根切土(基礎をつくる部分から掘った土)から出てくる玉石とあわせると、基礎下全面に敷き並べる量が確保できるのではないかと期待しています。(なんせ、足りなかったら買わないといけないので・・・。)


ということで、今月中旬くらいに、割栗地業WSを予定しています。
家づくりの工事に興味のある方は、ぜひご参加ください。
申し込みの詳細はこちら。
お気軽にお申し込みください。

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