「金指原の家」で、土間タタキWSを開催しました。
タタキは、土(真砂土やサバ土)と消石灰、苦汁(塩化マグネシウム)と水を混ぜ合わせたものを、ひたすら叩いて硬くする舗装で、コンクリートなどがなかった時代の、土間の代表的な床仕上げです。
今回は、その土間タタキに挑戦です。
土(サバ土)と消石灰、塩化マグネシウムを空練り(水を混ぜずに良く混ぜ合わせること)します。
配合は、決まったものが無く、いわば、経験とカンみたいなものみたいです。今回は、とある本に書いてあった、土1立米に対し消石灰160kg、塩化マグネシウム10kgの配合としました(だいたいですが・・・)。
水は、コンクリートみたいにシャビシャビにしないで、湿る程度、握ったら”土だんご”がつくれるくらいでいいようです(くれぐれも泥団子にならないように)。
飽き性でない人なら、誰でも出来ます。
このときに、土の水分が多すぎると、たたき棒に土がくっついて、たたくどころではありません。
仕上がりに影響しますので、要注意です。
あと、左官仕上げに共通していえることなのでしょうが、材料の硬軟が施工のしやすさに影響してきます。素人が施工する場合特に、直射日光が当たる場所なんかは水の蒸発が早く手のつけられない状態になってしまうことがあるので、施工時間や現場のコンディションにも注意しましょう。
遠目に見ると、きれいです。