腰張和紙

金指原の家は、ほとんどの壁が土壁なので、巾木の無い畳の部屋は腰張りの和紙を張ろうということになりました。

と、思っていた矢先。
お施主さん宅に預けておいた和紙一式が紛失。。

うかつでした。
引越し荷物でごった返している家に、資材を預けておくべきではありませんでした。

仕方がないので、急遽、納戸だけ書道用の半紙を張ることに。


腰張りの和紙は、接着力の弱い「ふのり」を使います。
これも”紙の温度”で購入しました。
海草の一種で、板海苔みたいな状態で固められて売っています。
それを、一晩水に浸しておいて、翌朝火にかけて煮詰めます。
蜂蜜状になるまで、コトコト煮詰めて不純物を取り除いて、のりとして使います。
で、一晩水に浸した状態がコレ。


さすが、粘着力が弱いというだけあって、要領が悪いとすぐにはがれてきます。
2~3枚張るうちに、だんだんうまくなってきました。
ちなみに、紙は左から順に右側を上にして張っていくそうです。

最後のあたりで、のりが足りなくなってきて、はがれてきてしまったところが出来てしまいました。
次に、のりをつくったときに、忘れずに補修しなければいけません。

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