自分でできる事は自分で

家をつくるときに、気になるのが予算。
でも、こだわりのあるところは譲りたくない。
そんな悩みって、どこかででてくるんじゃないかと思います。

予算は限られているけど、既製品ばかり使って、他の家と代わり映えしないのも、なんか切ないもの。
そういった場合には、夢想舎では「できるところは自分でつくってみたらどうですか?」と提案してみたりしています。
ただ、つくる人自身の手先の器用さというのが出来上がりに反映してくるので、なかなかそこまで踏み込んでくる人もいないのですが・・・。


こちらのお客さんなんですが、建売住宅を買ったが、せめて家の外回りはちょっとこだわりたいということで依頼がありました。

設計事務所にしてはちょっと変わった部類の依頼なのでしょうけど、夢想舎ではどちらかというと建物の外のほうに重心を置いているので、こういう仕事にもよろこんで対応します。

そこで、いろいろ検討していくのですが、小規模工事なので、通常の住宅設計するよりもさらに予算が厳しいことは言うまでもありません。
ただ、すべて既製品というのもやはり切ないですよね。
で・・・、お客さんも器用そうなので、鉄骨だけ専門業者さんにつくってもらって、木の造作材は自分で施工することにしたのです。

紆余曲折を経ながら、出来上がった自転車置場ですが、素人仕事には見えないでしょ。

自転車置場の(写真の)右側の鉄骨には、これから、お子さん用のブランコを作るとのこと。
そういうことができるのが、自分で考え、自分でつくることの良さなんじゃないかと思います。

プロの知識にサポートしてもらいながら、自分だけのものを自分で作る。
そういうつくり方をする人が増えていくと、素敵だと思います。

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